ギフトボックスや宅配、インテリアにも使える化粧箱ですが、当社で案内している基本の箱の形は全部で9種類あります。
あくまで基本形なので、そこから派生した特殊型やオリジナルの形もご相談いただければ製作は可能です。
今回はこの基本形9種類の特徴や用途について紹介していきます。
キャラメル箱タイプ
化粧箱としては代表的な形状で、箱の上下に差し込みのフタがついた形状です。お菓子や食品のパッケージとしてよく使われているので目にする機会も多いのではないでしょうか。
上下にフタが付いているので重量のある商品を入れる場合は底抜けに注意が必要です。底蓋の部分をテープで留めるかロックの形状を追加しないと商品の重さで底蓋が開いてしまうこともあります。もしくはこの後紹介する「地獄底タイプ」や「ワンタッチタイプ」の代用も可能です。
地獄底タイプ
見た目はキャラメル箱タイプと同じですが、底の形状が蓋ではなく四方向から組み上げるタイプのものとなっていますので、開閉部分は上蓋のみです。
交差するようにして組み上げる底形状なのである程度の重量の商品までは底抜けの心配はありませんが、キャラメル箱タイプと同様に比較的軽量の食品や雑貨などのパッケージに向いています。
ワンタッチタイプ
地獄底タイプと同じく開閉部分は上蓋となっており、底は組み上げる形状です。
ワンタッチタイプは底の一部が接着されていて、箱を開くと底も連動して組み上がる仕組みになっています。
接着されていることもあり、同様の形式では最も強度の高い箱になります。
キャラメル箱タイプや地獄底タイプと同じ用途で使えますが、底の強度がありますので少し重量のある機器類などのパッケージにも最適です。
スリーブタイプ
箱の両端が開いた形状の化粧箱です。
名前の通り主に箱や容器の外装として被せて使用することが多いです。
お弁当などの食品のプラ容器に被せて使用したり、N式のギフトボックスの外装用に被せる事例が一般的です。
ピロータイプ
箱の両端から頂点に向けて湾曲した形状の化粧箱です。両端の蓋の部分は特に接着や差し込みの形状ではないので閉じた後はテープなどで留める必要があります。
主に軽量の衣類やお菓子のギフト用で用いられることが多いです。
箱の両端に向かって狭くなる形状なので、商品と箱が干渉しないかそれぞれの寸法をよく確認して製作をする必要があります。
身フタ式タイプ
ギフトボックスと聞いて真っ先にイメージする箱ではないでしょうか。
蓋と身箱が分かれている形状で、フタを閉じた状態で非常に安定した造りの箱となっています。
衣類、食品、雑貨など様々なジャンルの商品でギフト用として使用できるので非常に汎用性も高く、しっかりとした造りから高級感もあるので商品のイメージアップにも役立ちます。
欠点としては蓋と身箱どちらも組み立て式なので、大量生産した場合に組み立てるのにかなり時間がかかることと、使用する紙の面積が多いので箱の価格は高価になりがちです。
上差込タイプ
接着が一切されていない組み立て式の箱です。
底から繋がる蓋を上から差し込むタイプで、似た形式ではこの後紹介する「サイド差込タイプ」があります。
ギフトボックスとしてはもちろん、トレカのケースとしてもよく使用される形式です。
サイド差込タイプ
上差込タイプと同じタイプの箱で、違いとしては蓋を上から差し込むのではなく、箱正面まで被せて、先端のツメを箱の側面に差し込んでロックする形状です。
側面2か所にツメを差し込んでロックしてしまうので、上差込タイプよりも箱自体の強度は高いです。
用途としては主に食品などのギフト用ですが、合紙をして材質に強度を持たせると機器類や雑貨類など重量のある商品のパッケージでも問題なく使用可能です。
持ち手式タイプ
持ち手部分に紐をつけたギフト用の化粧箱です。底は地獄底になっています。
店頭販売用のギフトボックスとして使用されることが多く、箱自体の高さも持たせることができるので酒類など瓶を中に入れることが多いです。
ただ、注意が必要なのは底の形状が標準で地獄底になっているので、あまりにも総重量が大きくなると抜け落ちの恐れもあります。そういった場合は底をワンタッチタイプに変更するなど事前の確認が必要になります。
ちなみに持ち手式タイプは当社では合紙のみの対応となります。
以上が化粧箱で製作可能な基本形9種類です。
箱の中に入る商品に持たせるブランドイメージはもちろん大切ですが、それぞれの箱の耐久性も異なるので、その商品の重量や形といった現実的な側面もしっかりと事前に確認する必要があります。
当社では化粧箱の中に入る商品に合わせて、適切な箱の形式や材質も提案させていただきます。
化粧箱の注文でお悩みの方はぜひユーパッケージまでご連絡ください。