品物にぴったりと合うダンボールの測定方法を紹介!

ダンボール箱を注文する際に、中に入れる品物のサイズが箱に合うのかどうか不安に思う時があるかと思います。
中の品物が動かないようにできるだけ品物に合った箱を注文するとなると、
「注文した箱がもし小さすぎたらどうしよう」
といったようにその不安はより一層大きくなりますよね。
そこで今回はそういった悩みを少しでも解消するために、一般的な「みかん箱タイプ」でサイズを決める方法を紹介します。

 

まずは品物の採寸を正確に行うこと

とにもかくにも品物のサイズが分からないと箱のサイズも決められません。
品物が綺麗な6面体なのか円柱型なのか、それとも凹凸のある不規則な形状なのか。
どのような形状の品物であっても横×縦×高さの寸法を正確に測ってみましょう。

計測する際のポイントは各幅の最大寸法を確認することです。
規則的な6面体のモノであれば特に難しく考える必要はないですが、例えばワインボトルなどの瓶類はネックの部分が細く、胴が太くなっているのでその中でも最もふくらみのある部分を計測します。
凹凸のある品物でも同様に最も幅が広くなる箇所を計測してください。

品物の一番長い辺が横、短い辺が縦、そして高さとなり、この寸法が箱の内寸となります。

 

品物の配置方法を決める

これも重要なポイントとなります。
品物を配置する向きや、品物が複数の場合どのような積み方をするのか、もしくは平置きにした状態で箱に入れるのかによっても箱のサイズは変わってきます。
品物を複数入れる場合は配置を決めた後に全体の寸法を測定しましょう。

 

品物の重量とサイズに合ったフルートを選ぶ

フルートとはダンボールの厚さを表す用語で厚さによってそれぞれアルファベットが割り当てられています。

一般的には
Aフルート=5mm
Bフルート=3mm
Eフルート=1.5mm

このような表記になります。
他にも厚みはありますが上記の3種類が最もポピュラーな厚さとなります。

ここで重要となるのは品物に適したフルートを選ぶことです。
比較的重量のある品物にEフルートの箱を選ぶと箱自体の強度が不足することなり、箱の破損、品物の破損に繋がります。
また、品物が小さいにも関わらずAフルートにすると強度は問題なくても箱の大きさに対してダンボールが厚いので不格好な見た目になることもあります。

品物に合ったフルートを選ぶことが重要ですが、基準が分からない場合は製作側の判断に委ねてみるのも一つの手です。

 

箱の外寸を決めよう

ここまでで品物全体の寸法、配置方法、フルートの種類が確認できたかと思います。
あとは箱の外寸を決めるだけです。

箱の外寸は
品物の寸法+フルート+品物と箱の隙間の合計でおおよその数値を出すことができます。

例えば
品物の寸法が150x100x50mm
フルートがBフルート
品物と箱の隙間をそれぞれ5mmとします。

まず箱の横幅ですが、
品物の横幅が150mm、隙間が5mmですので品物の両端に5mmずつ足して160mmとなります。
ここまでで箱の横幅の内寸となります。
外寸を出すにはさらにダンボールの厚み、今回は3mmを足さなければいけません。
先ほどの内寸160mmの両端に3mmずつを足し、166mmとなります。
この寸法が横幅の外寸となります。
同じ要領で縦も計算すると外寸が116mmと出るはずです。

気を付けていただきたいのが高さです。
みかん箱の場合、上下のフタ部分は内蓋と外蓋の二重構造となっています。
そのため高さのみ上下それぞれにダンボールが2枚ある計算をします。
品物の高さが50mm、隙間は品物の上の空間のみとなるので5mm、そして上下のフタがそれぞれ6mmずつとなるので合計で67mmとなります。

これで全ての寸法は出そろい、箱の外寸は166x116x67mmとなりました。
作りたい箱の外寸を知ることは、配送の際にその箱がどの宅配サイズに該当するかを知ることにも役立ちます。

ただダンボールは流通の過程で押しつぶされて厚みが変化したり、保管する環境の変化などで寸法に誤差が生じやすい商品でもあります。
あまりにも品物にぴったりな箱を製作すると、品物が箱に入らなかったなどの想定外のハプニングが起こることもありますので、少しの余裕をもって箱のサイズを決めることをおすすめします。

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