連量?坪量?紙の単位について知ろう

紙(厚紙)の名称を見ると最後に○○kgや○○gという単位が表記されているのはご存じでしょうか?
重さを表していることは単位を見ればなんとなく分かるかと思いますが、単位だけを見ても何を基準にした重さなのか分からない、紙の厚みも知りたいという方が多いのではと思います。

今回それぞれの単位が何を表しているのか、また紙の厚みの計算についても紹介します。

連量/○○kg

「連量」とは厚紙1連あたりの重さを表す言葉で○○kgと表記します。
規定のサイズでカットされた厚紙100枚を1連と言います。ちなみに薄紙は1000枚を1連としています。
連量の数値が大きくなればなるほど厚い紙ということになります。

坪量/○○g

「坪量」とは厚紙1㎡あたりの重さのことで、正確には○○g/㎡と表記します。
当社では310gや350gという表記をしていますが、これも坪量の表記です。
連量と同じく坪量の数値が大きいほど厚い紙になります。

厚みの計算方法

連量、坪量について紹介しましたが、紙の厚さを知るためには「#(号数)」を計算する必要があります。

#(号数)=坪量÷50

例)350g/㎡÷50=#7(号数)
例)310g/㎡÷50=#6-2(号数)※
※#6-2は6.2ではなく、6の2号と言います。

以上の例のように坪量から号数の計算ができます。
号数が分かったらやっと紙の厚みを割り出す計算が下記の方法でできます。

紙厚=#(号数)×0.065

例)7(#7)×0.065=0.455→350g/㎡は約0.45mmの紙厚
例)6.2(#6-2)×0.065=0.403→310g/㎡は約0.4mmの紙厚

坪量から号数を割り出し、その号数から紙厚の計算ができるといった順になります。

ただこれはおおよその厚みなので約○○mmと考えたほうがいいでしょう。

では連量(○○kg)から厚みを計算する方法は?となりますが、連量から計算する場合は、連量を坪量に換算してから上の手順で計算していく必要がありますが、連量自体がどのサイズの紙で計算しているかによって数値が変わるので非常に複雑です。

連量(kg)=坪量(g/㎡)×板紙横寸法(m)×板紙縦寸法(m)×100÷1000

連量自体は上の公式で計算できるので数字を当てはめていけば坪量への変換が可能です。

 

今回は「連量」「坪量」という紙の単位について紹介しました。
この単位からは紙の重さ、厚みが知れるといったように非常に緻密に計算された数値であることが分かります。その分答えを導くことにも一苦労ですが。。。

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