両面印刷ならコレ!「カードA」について紹介

前回のコートボールに続いて今回は「カードA」という用紙について紹介します。
当社で取り扱っている用紙については随時紹介をしていきますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

カードAとは?

カードAはカード紙に分類される用紙の1つで、前回紹介したコートボール紙と同様にパッケージ製作に適した厚紙です。

カード紙は「カードA」と「カードB」などに細分され、パッケージ製作でよく使用されるこの2つは主に古紙の含有率の違いで分けられます。
カードAはカードBに比べ古紙の含有率が低く、表面と裏面ともに白の高級感のある用紙です。
紙の価格は古紙の含有率で大きく左右されるので、古紙の比率が低いカードAは弊社の取扱用紙の中でも高価な部類になります。

両面印刷するならカードAがおすすめ

カードAは両面白色で、質感も表と裏で違いはなくツルツルしています。
つまり表面と同様に裏面も綺麗にフルカラーの印刷が可能です。

コートボールの場合は裏面がねずみ色なのでフルカラー印刷をしてもくすんだ発色なのでおすすめはできませんし、同じカード紙でカードBは裏面がザラザラとしているので表面と同様の発色は望めません。

両面ともに綺麗に印刷がしたい!という方にはカードAをおすすめします。

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カードAを選ぶ際の注意点も・・・

両面印刷ができるカードAですが、やはり価格面ではコートボールやカードBには勝てません。
上で紹介したように古紙の含有率が他の用紙に比べて低いためです。
このため両面印刷の必要がなければ、価格の安い他の紙に自然と流れていくのも仕方はありません。

また、カードAは同じ厚さの他の紙と比べて少し硬めとなっているので特にパッケージ製作では箱を組み立てた際に、折り目の部分でひび割れることがあります。
他の厚紙でも450g程度であればひび割れることがあるのですが、カードAでは350gでもひび割れ現象が起きます。
そのため当社ではカードAで製作したパッケージは最後の表面加工でPP加工をおすすめしています。
液体を塗布するニス加工ではひび割れを防ぐことは難しいため、表面にPPの層ができるPP加工で仕上げを行えば、ほぼ間違いなくひび割れを防げます。

 

価格の点であまり需要は高くないカードAですが、両面印刷では活躍できるようにここぞというときにオススメいたい用紙です。

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